まずは、分譲や建売ではなく、注文住宅を選んだ理由を教えて下さい。
奥様: 私も主人も、何かと家に対するこだわりが多くて。主人はとにかく広くて天井の高い家を望んでいて、私は琴や、三味線を趣味としている影響もあって、和のテイストを取り入れた家を強く希望していたんです。
ご主人: 二人とも色々と要望が多かったので、それを全部実現するには注文住宅しかないな!と思いました。あとは、実家の北海道の両親が、家を建てるときに設計の段階から自分たちの手で行って、思い通りの家を作っていたんです。それに感化された部分もありましたね。ちなみに、この家の照明なども、北海道の家を真似たりしているんですよ。
そんなこだわり派のYさんご夫婦が、「最もこだわった」部分はどこですか?
奥様: 和室の床板に、ケヤキの木の一枚板を使っているんです。普通の板を使うと、どうしても一般的なフローリング風の仕上がりになってしまうと思って、わざわざ理想の板を自分たちで探してきたんですよ。結果、有名な文豪たちも宿泊したという、湯河原の老舗旅館の床の間に使われていた一枚板に巡り会うことができたんです!
ご主人: ちょっとお値段は高めでしたが、そんなに歴史のある物が我が家の中にあるというのはとても魅力的だと思い、購入を決心しました。おかげで和室の趣がぐっと増して、私も大満足です。
それ以外にも、こだわりのポイントがあれば教えて下さい。
ご主人: 庭もどうしても欲しかったので、色々と相談をして設けました。現在はあまり手をかけていませんが、将来的には日本庭園風に仕上げていきたいと思っています!
奥様: それから、トイレにも結構こだわっているんですよ。洗面台や壁に和のテイストを取り入れたり、照明にも凝って作りました。もちろん、機能性もバッチリです。
全体的には和テイストで仕上げられていますが、ところどころに洋風のテイストも織り交ぜられていますね。
ご主人: 正直、ほんの少し当初の予算をオーバーした部分もありますが、これだけ要望を反映させた家を完成させることができたなら文句は無いですね!
取材を終えて
奥様のライフスタイルやご主人の要望を見事に反映させた理想の住宅に、とても満足そうなYさんご夫婦でした。家族全員の幸せそうな笑顔から、現在の住まいへの満足感がたっぷり伝わってきました。